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クルマ・技術
マツダ、市場損傷バンパーから新車のバンパーへのリサイクル技術で「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、財団法人クリーン・ジャパン・センター*1主催の平成23年度「資源循環技術・システム表彰*2」において、株式会社サタケ*3と高瀬合成化学株式会社*4とともに「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞しました。
受賞テーマは、「市場損傷バンパーから新車のバンパーへのリサイクル」で、これは交換修理などで廃棄処分されるバンパーを販売会社から回収し再生することで、新車用バンパーの原料として再利用する技術です。今回の受賞では、従来では難しいとされたバンパーの塗膜除去を、塗膜除去率99.9%と高いレベルで実現し、市場で損傷したバンパーから新車のバンパーへのリサイクルを可能にしたことに加え、安定的な生産を続けることでリサイクルの拡大に貢献したことが高く評価されました。
マツダは、2003年に株式会社サタケと共同で、光学選別技術を組み合わせた新しい塗膜除去技術を開発しました。これにより、再生材の塗膜除去率を大幅に高めることができ、高瀬合成化学株式会社の協力を得て、市場で回収したバンパーから不純物の極めて少ない再生材を生産することに成功しました。2005年3月より、同再生材を利用した新車バンパーの生産を開始し、現在多くの車種への展開を行なっています。
マツダは、今後も自動車のマテリアルリサイクル率を向上させるとともに、資源の有効利用促進および資源循環型社会の構築に貢献していきます。
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